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Angkor Wat & Siem Reap of Cambodia in Nov. 2011 よもやま話






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クメールの地、アンコール遺跡群

Part4 : 更に遡る10世紀中期のバンテアイ・スレイ遺跡


アンコール遺跡群の北北東、シェムリアップの街から40kmほどの所にバンテアイ・スレイ遺跡はあります。

街のホテルからトゥクトゥクに乗り、辿り着いたところは御覧の通り。

周辺は広大な緑と水の郷です。

水辺の気配を感じつつ、涼しげなプレゼンテーション室で予備知識を学んで入り口に向かいます。

実に驚きの出逢いです。アンコール遺跡群とまた違う、更に柔らかで繊細な、茶褐色の世界です。
入口の東門です。ここから中を見通すことは出来ませんが、破風の繊細な彫刻が高揚感を掻き立てます。
強烈なパンチを浴びて、参道へと導かれます。 ここはヒンドゥー教の寺院。
参道の途中に、ナラシンハ(ヴィシュヌ神の化身)が阿修羅王を殺そうとしている門があり、これも凄い。
第一周壁の門を抜け、下の第二周壁、右手前にある池(環濠)に、可憐な蓮の花が咲いていました。
ここからがバンテアイ・スレイの核心部です。
最も美しいとされる第二周壁の門。
ヒンドゥーに登場する架空動物の神々はとても楽しく、ヴィシュヌ神に組み敷かれるカーラ(顔だけ神)。
像に聖水を注がれるヴィシュヌ神の妻、ラクシュミーとナーガ(七頭蛇神)を抑え込むガルーダ(怪鳥神)。
第三周壁にある東塔門で、破風には踊るシヴァ神。角々をナーガ(七頭蛇神)が守ります。
左隅には美貌の未亡人、王妃カリーカラミヤ、右隅には太鼓を叩く雷神インドラ神。
破風を支える柱には、ガルーダ(怪鳥神)とカーラ(食いしん坊で自分の体も食べてしまった顔だけ神)。
破風を支えるまぐさ(梁)には、ヴィシュヌ神に組み敷かれるカーラ(顔だけ神)。
これらガルーダ(怪鳥神)、カーラ(顔だけ神)とナーガ(七頭蛇神)は至る所に登場して来ます。

・・・・・

紅色砂岩に彫られた彫刻はどれも緻密で彫が深く、登場する神々、動物神も豊富で飽きません。
南側(左)経蔵の破風には冥想するシヴァ神の邪魔をし、カイラス山を動かそうとする魔王ラーヴァナ。
北側(右)経蔵の破風には像に乗り、人々に崇められるヴィシュヌ神(?)と地上の平穏(?)か・・・。

・・・・・

バンテアイ・スレイの中央祠堂の塔で、核心部です。四方を門衛神のドヴァラパーラが守ります。
正面と背面を守っているのはヤクシャ(夜叉、男神)で、脇を守るのはハヌマーン(猿神)。
南塔、中央祠堂、北塔です。北塔の正面を守っているのはガルーダ(怪鳥神)。
ハヌマーン(猿神)、ガルーダ(怪鳥神)等、こうした愛らしい像が有るのもここだけかも知れません。
南塔と中央祠堂前室。 柔らかで美しい彫刻の施された姿は、しばし身体の疲れを忘れさせてくれました。
南塔の正面を守ってるのは、シンハ(獣神の獅子)で、後に仏教で狛犬となります。
裏の西門を抜けて第一周壁の外に広がる、森と湿地がとても心地良く、遺跡全体も体感し易く落ち着ける。

紅色砂岩の彫刻の柔らかさと、細やかさと言い、もしかしたら一番気に入った所に成ったかも知れません。

シェムリアップのあのホテルに預けた荷物を受取って、夕刻の飛行機でハノイを経由して日本に帰ります。

のんびり過ごしたくなったら、是非また来たいと思います。

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